12/26/2011

さまざまな地形、気候、生態系を持つテキサス州 ~ 気候編

仕事の都合でテキサス州に来たのが2007年の3月。

本社の写真を見せてもらったときは、
自分の予想とは反して緑が豊富、川も流れていてビックリしたのを覚えている。

アメリカ合衆国全体から見たテキサス州の位置。
テキサス州はアメリカ南部に位置する州で、リオグランデを挟んでメキシコに面している。

面積は日本の約2倍、州都は州の中央部にあるオースティンだ。アラスカ州に続く大きな州だけあって、地形や気候は変化に富んでいる。

テキサス東部のヒューストンから最西端の町、エルパソまで走っていくと、湿地から始まり、なだらかな緑の丘が続き、果てしない草原、そして岩山と砂漠地帯になる。

気候はというと、春と秋が極端に短く2~3週間程度。
その間は1日で40F(23℃)変化するなど気温の差がかなり激しい。前日は凍るほどの寒さでも、翌日はTシャツなんていうこともある。春はひたすら風が強く、秋はハリケーンのため天気が荒れ雨が降りやすくなる。

テキサスの州花であるブルーボネット。
しかし、春には色とりどりのワイルドフラワーが見渡す限り咲き乱れ、州花として指定されているブルーボネットが見ごろな時期だ。基本的にどこででも見ることができる。

ワイルドフラワーの条件としては、冬に豊富な降雨量が必須となる。冬に雨が少ないと、その冬に続く春のワイルドフラワーにはあまり期待できない。しかし、雨量が豊富だと市内のフリーウェイ沿いでも黄色や紫のワイルドフラワーが咲き乱れ、ドライブも楽しくなる。


クオーターコインと比較した雹の大きさ。
ただし、春は天気が大変不安定なため、夕立が多く雨も多い。雨だけならまだしも、ひどい時はゴルフボールサイズの雹が降る。これだけの大きさの雹が降ると、車はボコボコになり、ガラスが割れたりと大きな被害が出る。2009年3月に降った雹は、帰宅ラッシュ時ということもあり、相当な被害が出た。






紅葉で有名なLost Maples State Natural Area。

秋には州の一部で紅葉が見られる。日本のような山全体が紅葉するということはないが、それでも赤や黄色の紅葉を10月の終わりから11月にかけて楽しむことができる。

州内で紅葉が見られる有名な場所は、サンアントニオから2時間弱西に走った場所にあるLost Maples State Natural Area(ロストメープル州立自然区)、およびGuadalupe Mountains National Park(グアダルーペマウンテン国立公園)のMcKittrick Canyonだ。どちらの公園も紅葉の時期になると、各ウェブサイトで紅葉レポートを発行している。これで紅葉の見ごろな時期が把握できるようになっている。


2010年の冬は寒く、珍しく雪が降った
冬はカナダや北極からの風が吹いてくるため、
このような寒冷前線が通過すると氷点下になることも珍しくない。テキサスと聞くと冬でも暖かいイメージがあるがそんなことはないのである。ただ、雪は北のパンハンドル地方を除いてはあまり降ることはなく、氷点下になった場合は凍ってしまうことのほうが多い。





夏は川遊びで体を冷やす
夏は想像通り、暑い日が続く。1年の中で一番夏が長い。湿度が高い南東部のヒューストンや海岸沿いは夏は90F(32℃)ほどだ。北、および西に行くほど湿度は下がり、気温も100F(38℃)もしくはそれ以上となる。

特に、ダウンタウン南部にあるZilker Park(ジルカーパーク)内にあるBarton Springs Pool(バートンスプリングス・プール)、オースティンから車で1時間ほど南西に走ったところにあるHamilton Pool(ハミルトンプール)などが有名だ。そのほかにも、サンアントニオとオースティンの真ん中に位置するNew Braunfels(ニューブラウンフェルズ)でのチュービングも人気がある。


2011年のひどい干ばつで
山火事の被害にあった西部テキサス。
西部テキサスの標高が低い砂漠地帯では、日陰でも115F(46℃)、直射日光だと、恐らく120F(49℃)を上回るほど暑くなる。生き残るには厳しい環境が広がっている。同じ砂漠地帯でも標高が高い山岳地帯では、日中の気温は80~90F(27~32℃)ほどと比較的涼しく、夜は60F(16℃)ほどまで冷え込む。日中は暑く、夜は冷え込むといった典型的な砂漠気候だ。

2011年はテキサス州は例年にない干ばつとなり、西部テキサスやオースティンから30分ほどの隣町であるBastrop(バストロップ)などが大きな被害にあった。特に西部テキサスでは東京都のおよそ6.6倍ほどの面積(14570km2)が山火事によって焼かれてしまったのである。現在は、少しずつではあるが回復に向かっている。

テキサスの気候は年中変化に富んでいる。"Everything is bigger in Texas"(テキサスではすべてがデカい)と言われているように、気候もある意味テキサスサイズだ。

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