1/01/2012

ビッグベンド国立公園の見所 ~チソス・ベイスン①~

もしビッグベンド国立公園に1日しかいられなかったらどこに行くか?

チソス・ベイスンへ向かう途中で見た
熊の親子
それは恐らく公園の一番人気のChisos Mountain(チソス山脈)だろう。Persimmon Gap(パーシモンギャップ)ビジターセンターを通過すると、右手前方に見えてくる山がそうである。サボテンやオコティロなど砂漠地帯独特の植物が生える中、チソス山脈が少しずつ近づいてくる。

Chisos Basin Rd(チソス・ベイスン・ロード)に入ると、どんどん標高を上げていき、ジュニパーやオークの木が多くなってくる。急カーブが続いた後でLost Mine(ロストマイン)トレイルの駐車場を左手に通過する。すぐに急な下りカーブが続くと、公園のシンボルであるThe Window(ウィンドウ)が現れる。右手にキャンプサイトへの道が見えてきたら、ロッジやレストランが集まるChisos Village(チソス・ビレッジ)はすぐそこだ。

チソス・トレイルシステムの
トレイルヘッド
チソス山脈にはトレイルシステムが集中している。15分ほどで歩ける短いトレイルから丸一日かかるものまでさまざまである。また、山の中にはバックカントリーキャンプサイトが多数あるため、バックカントリー許可証をビジターセンターで発行してもらえば、ゆっくり思う存分大自然を満喫することができる。

有名なトレイルは、Lost Mine(ロストマイン)、Window(ウィンドウ)、Emory Peak(エモリーピーク)、South Rim(サウスリム)などがある。


チソス・マウンテンで
いたるところに見られるHavard Agave
ロストマイントレイル:
往復4.8マイルと比較的短いトレイルだが、チソス・ベイスン特有の植物そしてダイナミックな景色が堪能できる人気の高いトレイルである。トレイルヘッドはChisos Basin Rd(チソス・ベイスン・ロード)沿いにあり、パンサージャンクションから向かう場合は左側にある。キャンプサイトの少し手前だ。駐車スペースは10台ほどで、ピークシーズンの時はすぐに埋まってしまう。

また、このトレイルはカサ・グランデに朝日が照らされる早朝がオススメだ。



ロストマイン・ピークからの景色
トレイルヘッドから頂上となるLost Mine Peakまではコンスタントな登りとなる。最初の1マイルはジュニパー、オーク、および松の木が茂る木陰の中を歩く。そのため景色はいいとは言えない。しかし、Pine Canyon(パインキャニオン)の尾根(Marker 10)に出ると視界は一気に開け、モニュメントバレーのビュートを思い出させるCasa Grande(カサ・グランデ)が突如姿を現す。ここから頂上まではスイッチバックが続きながらも、疲れを吹き飛ばしてくれるほどの絶景が頂上まで続く。頂上からはカサ・グランデはもちろんのこと、キャニオンの奥に無限に広がる砂漠地帯、そしてSierra del Carmen(シエラ・デル・カルメン)を一望できる。サウスリムからの景色と重なる部分があるため、サウスリムは時間、体力的に無理という方にはオススメのトレイルだ。

The Windowと
その後ろに果てしなく広がる砂漠地帯
ウィンドウトレイル:
ここは行きが下り、帰りが登りとなる往復5.6マイルのトレイルだ。トレイルヘッドは2か所あり、1か所はチソス・ビレッジのチソス・トレイルシステムヘッドから始まる。もう1か所はチソス・ベイスン・キャンプサイトのサイト51の横からだ。こちらのほうが1マイルほど短くなる。ゴールは、公園のシンボル的存在であるThe Windowだ。遠くから見るとVの字に見えるこの場所は、チソス・ベイスンからの水が流れ出る唯一の場所となっている。そのため、風が強く足場も悪いので注意が必要である。

ウィンドウから見える景色
トレイルからの景色は両方に高くそびえ立つ岩山である。サボテンやジュニパー、オークなどが豊富で雨が降った後はOak Creek(オーク・クリーク)が流れている。また、このトレイルは熊の目撃情報が多い。ウィンドウに到着すると、両側の岩壁がフレームとなりその限られた視界からは広大なビッグベンドらしき荒涼とした景色が広がる。冷たい風が吹き火照った体を冷やしてくれる。このトレイルの最後の部分はツルツルに磨かれたようなスリックロックのためとても滑りやすい。その先は崖なので要注意だ。

帰りはカサ・グランデをはじめとする盆地を囲む岩山を見ながらのハイキングだ。トレイルの後半では、後ろを振り返ると少しずつウィンドウがまた姿を現す。ウィンドウ全体が見えたところでトレイル終了となる。標高差は若干あるもののチソス・ベイスンを短時間で楽しみたい方にはオススメのトレイルである。

このトレイルは午前、午後の両方で楽しめる。ウィンドウは西側にあるため、夕方はウィンドウや周りの岩山がシルエットとなり、オレンジから青に変化する美しい夕焼けを楽しめる。

次はもう少し距離の長いエモリーピークそしてサウスリムについて書いていこうと思う。

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