1/09/2012

OML(Outer Mountain Loop)下準備 ①

ビッグベンド国立公園は、ハイキングやバックパッキングが好きな人にはたまらない場所である。訪問者も少ない公園であるため、のびのびと自分のペースで楽しめる場所だ。

4回目の訪問を計画していた時にOuter Mountain Loop(OML)というトレイルがあることを知った。最低でも2泊3日かかる30マイル(48km)のトレイルだ。この訪問時はすべてデイ・ハイキングのみだったが、翌年に是非歩いてみたいと感じリサーチをした。

そして2011年の11月、そのOMLを歩くチャンスが訪れた。

青が1日目、黄色が2日目、
緑が3日目、青が4日目歩いた軌跡
今回計画したのは、チソス・ベイスンから出発、Pinnacles(ピナクルス)トレイル、Boot Canyon(ブートキャニオン)トレイル、Juniper Canyon(ジュニパーキャニオン)トレイル、Dodson(ドッドソン)トレイル、Blue Creek(ブルークリーク)トレイル、Laguna Meadow(ラグナ・メドウ)トレイル、Southwest Rim(サウスウェスト・リム)トレイル、Northeast Rim(ノースイースト・リム)トレイル、Boot Canyon(ブートキャニオン)、そしてブートキャニオン、ピナクルストレイルを降りてくるルートだ。どうしてもSouth Rim(サウスリム)で一泊したかったこともあってこのルートにした。距離は38マイルと少し長くなるが、自分の体力とも相談して大丈夫と判断した。

4日分の標高プロット
バックパッキングをするのはこれが4回目だ。こういう旅は個人的に大好きなのだが、何しろ周りに仲間がいない。最初の2回はグランドキャニオンのサウスリムからコロラド川までを往復した。コロラド川ではポケットに入れておいたリップクリームがドロドロに溶けるくらい暑かった。3回目は近場の州立公園でOMLの訓練ということで18マイル歩いた。

何しろ死者も出しているOMLなので、かなり念入りにリサーチをした。砂漠なだけあって水源の確保は難しい。さらに、2011年はテキサスの干ばつはすさまじいものであったため、いつも水量が豊富な水源も全く期待できない。しかし、乾燥しているため1日1ガロン(3.89L)が推奨されている。そうなると4日分の水はどうやって運ぶのか?

さらに、トイレもない。別の意味で言えば、トイレになる場所は無数にあるのである。基本的にある例外を除けばどこででも用を済ますことができる。どうやって料理をするのか?料理には水がどのくらい必要なのだろう?おやつはどのくらい持っていくべきか?何が本当に必要で、何が不必要なのか?行く前に解決すべき問題が山積みだった。

最初のバックパッキングでは必要だと思って詰めたものは半分以上使わずに終わった。無駄な荷物のために無駄な体力を消費したのだ。3回目のバックパッキングではその無駄な量が減り、20%となった。しかし、それでもまだ20%もあった。もっと削らなくてはならない。

フリーズドライのパッケージ
また個人的に気がかりだったのは食べ物だった。いつもREIという大手アウトドア店でフリーズドライを買っていた。味はまぁまぁなこのフリーズドライは何しろ高い。1つ$7以上する。これを8つ買ったら$60もかかる。さらに栄養面でも塩分が高く、カロリーが低い。バックパッキングではかなりのカロリーを消費するため、1食200KCalではとてもじゃないけど足りない。エナジーバーなどもありだが、すぐに食べ飽きる。

$60で何が買えるかというと、Dehydrator(食用乾燥機)が買える。これで自分が好きなようにフリーズドライ食を作ることができるのだ。今回1回のビッグベンド旅行で十分元が取れる。さっそく購入してみた。

10日分の食料
これでビーフジャーキーを作りうまくいったので今度は1日ごとのレシピを考えた。Backpackingchef.comというすばらしいサイトがあるので、ここのレシピで自分が好きそうなものを選び、野菜を多めにアレンジしてみる。お気に入りだったのはこのサイトに載っていたチリだ。思っていた以上に美味しくて感動した。また、色々な野菜を乾燥させてみた。トマト、キャベツ、ネギ、牛挽肉、鶏挽肉、スクランブルエッグ、グリーンビーンズ、シーチキン、ケールなどなど。何しろ変なものは一切入っていないのと、野菜がたくさん摂取できるのでとても健康的で、カロリーも自分で自由に調整がきく。

コンパクトな枕
今回は3泊4日であるため荷物も軽量化する必要がある。夜はかなり寒くなることを想定してスリーピングバッグを2つ(夏用と3シーズン)、雨具、などなど必要なものを揃えていく。ほとんどのものはすでに購入済みだったが、いつも枕がなくて首が痛くなるため小さい枕を購入した。こういうのは決して安くは無いが、普通の枕を持っていくわけにもいかないのでしょうがない。服を丸めて枕にしたこともあったが、どうも自分に合った枕にならず寝違えたことがあるので購入を決定した。

とても面倒くさそうな作業に見えるかもしれないが、軽量化を優先する中で本当に必要なものを知るというのは、普段自分がいかに不必要なものを身にまとっているのかがよく分かって個人的には楽しい時間だった。「これさえあれば生きていける!」と思えるもののみをバックパックに詰めてみる。勝手にサバイバルモードに入り、様々なシチュエーションを想定する。何を妥協し、何が妥協できないのか。これは個人によって異なってくると思う。私はこの旅行で1kgもあるデジタル一眼を持っていくことにした。今のコンデジはとても優秀なのは百も承知だが、画はやはり一眼だと思っているからだ。私にとっては「無くてはならないもの」なのである。

こんな感じで私の準備は進んでいった。

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