1/14/2012

OML(Outer Mountain Loop)下準備 ②

荷物の準備も時間をかけたが、もう一つ課題があった。

それは、水。

Mule Ear Spring
砂漠でも水があるところにはある
チソス・ベイスンをいったん出てしまうと、水道は一切ない。頼れるのは雨によって限定的に流れるクリークやスプリングだ。確実に水を確保できるとは限らないため、「決して頼ってはならない」と国立公園のウェブサイトには書いてある。砂漠の中で頼りにしていた水が無かったら大変危険なためだ。これで命を落とした人も過去にいる。

しかしながら、4日分の水をすべて持っていくというのは、あまりにも無謀である。料理の分も含め、1日3.5L必要となると合計14Lだ(今回は冬であるため摂取量は少なめ。夏はもっと多くなる)。

OMLには実は2ヶ所に水や食料を一時的に保存できるベアボックスが設置されている。1箇所はHomer Wilson Ranch(ホーマー・ウィルソン・ランチ)付近にあり、Ross Maxwell Scenic Drive(ロス・マックスウェル・シーニックドライブ)から容易にアクセス可能だ。駐車場に止めて、そこから出ているランチまでのトレイルを少し下ったところにベアボックスが設置されている。ちょうど、トレイルヘッドとランチの中間地点だ。

左に小さく見えるのが
Homer Wilson Ranch
この場所はDodson(ドッドソン)トレイルとBlue Creek(ブルークリーク)トレイルの合流地点であり、2日目のドッドソントレイルを歩き終えた時に食料と水をピックアップできるようになっている。

水や食料を置く場合は、ピックアップする日と自分の名前を記入しておく。ここに水があるのとないのとでは、疲労度にも大きく関わってくる。OMLを歩く人には必須のベアボックスなのだ。

また水を自分のボトルに入れたあとは、残った空のプラスチック容器をそのまま持ち帰るか、後日自分できちんと捨てる必要がある。決してそのまま飲み残しのゴミを残しておかないようにしたい。

Juniper Canyon Rdの終わりにある
ベアボックス
もう1箇所は車高の高い車でないとアクセス不可な場所にある。1日目の終わりに通過するJuniper Canyon(ジュニパーキャニオン)トレイルとドッドソントレイルの合流地点だ。ここへアクセスするには未舗装路を1時間半ほど走る必要があり、セダンではまず難しい場所だ。

左の写真にあるように、駐車場からはサウスリムがよく見える。レンジャーと話したときは、ここにはベアボックスがないと言っていたが、しっかりと用意してあった。ホーマー・ウィルソン・ランチにあったベアボックスには1ガロンのボトルが大量にあり、置き場に困ったくらいだったが、ここはアクセスも悪いせいもあって中には容器が2つほどあるだけだった。

一人あたり2つ3つなので
大きなベアボックスもすぐに一杯になる
この2ヶ所に水や食料を置いておければ、水の心配はほとんどせずに済むし、何しろ重い荷物を運ばずに済む。とりあえずこれで水の心配はなくなった。あとは自分の体力との勝負だ。

ただ、ここに水を置いたときは、明日、明後日、ここに戻ってきたときに自分の水がちゃんと残っているのか本当に心配であった。もし誰かがこの水を取ったものなら、私の旅はそこで終了となってしまう。旅が終了するだけならまだいいが、脱水症状になりレスキューなんてこともありえるかもしれない。

色々と心配事はあったが、ここに水を置いておくしか方法がないので、このドアを閉めるときに、「水が残っていますように~!」とお祈りしてその場を去った。

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