1/22/2012

OML(Outer Mountain Loop)エピローグ

今回のビッグベンド国立公園でのOuter Mountain Loop(OML)バックパッキングは個人的には大満喫の旅だった。

2003年に初めてアメリカの国立公園を訪問して以来、アメリカの大自然の虜になってしまった。2007年、テキサス州オースティンに来てからは、近場のスポーツ店で50ドルのハイキングブーツを購入。ハイキングだったらお金もかからないだろうと思って始めたハイキングだった。しかし、結果一番お金をつぎ込む趣味となってしまった。

最初は1マイル、2マイルの距離だったのが、より遠くに行けばいろんな景色に遭遇できることを知り、歩く距離が5マイル、10マイルと伸びていった。デイハイキングでは歩ける距離が限界に達したことに気づくと、次はバックパッキングをしてみたくなった。

今回のOMLもその延長なのだと思う。

準備もほぼ1年かけてやってきた。トレイル情報はもちろん、パッキングリストも数回見直しをしては、本当に必要なもののみを厳選した。カーキャンピングであれば、とりあえず車に荷物をつめておけばいいということになるが、バックパックに詰め込むものは自分の重さとして加算されるため、「これも、あれも」とはいかなかった。

長い準備段階を得て、計画したことを一つ一つ実行していくのも、個人的には楽しめた過程だったと思う。すべてのことに注意を払い、地図と自分の場所を照らし合わせて位置確認をする。

かなり念入りにリサーチをしたけれども事前に分からないことはかなりあった。だけどその場に直面すると自然と答えがわかり、特に困ることもなかった。

学んだことも多かったと思う。水が砂漠の中では本当に貴重なものだというのは身を持って実感した。汚い話だけど、4日間シャワーは浴びれなかった。手を洗ったのも数回あったかないかだった。もちろん、ウェットタオルなどは持参していたけど、それで手を洗い、顔をふき、体の汗を拭き取り、いまいち汚れが落ちない中で生活した。最初は若干不便に感じたが、慣れるとそんなことはあまり気にしなくなる。このトレイルを歩いている人はみな同じなのだからそれほど気にする必要もないのだ。

他にも、普段自分が必要と思っているものは、実は必要ではないことも分かった。あったら便利というものは周りにたくさんある。毎日生活する上で、便利さというのは大切だけれども、無いと生きていけないという訳ではない。50Lのバックパックの中に詰め込んだもののみで生活して思ったのは、「生きていくために必要なもの」は意外にも少ないことだった。「これだけで生きていけるのか!」とある意味驚いた。

今回、チソス・マウンテンを出てからすれ違ったのはほんの8人だった。このような隔離された大自然の中での生活は初めてで、自分が「サバイバルモード」に入ったのがよく分かった。大げさかもしれないけど、この3日間は普段よりも「生きている」実感がより強かった気がする。

景色もとてもダイナミックだった。何もない砂漠での朝日と夕日は特に格別だった。同じ色はもう二度と見れないかもしれないけど、また訪問した時には違った美しい景色に出会えると期待している。

「来てよかった!」の瞬間を求めて私の旅は続く・・・。

サウスリムにて。夕日を見ながらの夕食。

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