5/22/2012

金星が太陽を通過する時間を確認する

金環食も無事に終わったと思いきや、次は金星の太陽面通過が待っている。

このイベントはもう今世紀には起こらないとのことだから、ある意味日食よりも珍しい。私は天文系の知識はゼロに近いけど、こういった自然現象は大好きである。

金星が太陽を通過する・・・。

しかし、どこを見ればいいのだろうか?

Transit of VenusというサイトのLocal Transit Timesというページは、Google Mapで位置を指定するだけでその場所での時間を表示してくれる。細かいことを言われても理解できない私にはとてもわかりやすくて使いやすい。

どこを見ればいいのかは詳しくは書いていないけど、書かれている時間に太陽をソーラグラスなどで見ればきっと金星が見えるに違いない。

オースティンはまたもや日の入り直前のようで、半分見終わる頃に日の入りになってしまうようだ。しかしながら、また今回も写真に収めてみようと思う。

今度もインターバル撮影で、比較暗合成が使えそうな感じだ。

金環食2012を見て

今回、初めて日食を見た。
このためにオースティンからアルバカーキーまで飛び、
さらにそこから車でキャニオン・デ・シェイ・ナショナルモニュメントまで走った。

2泊3日の短い旅で、フライトやレンタカーなど出費は出てしまったけど、見る価値は大いにあったのではないかと個人的には思う。

レンズは望遠レンズが無いため、広角~標準レンズを使用してインターバル撮影と決めていた。事前に太陽が沈む場所を確認し、当日は三脚2台をセット。

30分前にカメラやフィルタなどをセットして、日食が始まってからはソーラーグラスをかけて日食鑑賞。D7000は1分おき、DP1xは5分おきにシャッターが切れるように設定した。

1分毎に、D7000のシャッター音が聞こえる。液晶画面に写る写真をチラッと確認する。

今回は、ND5のバーダーソーラーフィルムを使っていたので、設定はF8、露出は1/500、焦点距離は52mmにした。

太陽がだんだんと欠けていく様子を実際に見るのはとても不思議な感じがした。手前に見えるのが月。たまにメガネを取るも、周りは普段と変わらない明るさだ。

太陽がリング状になったときは、みんな感動していた。

しかし、そのあとは、「私の撮った写真を見て~!」とかそんな感じで、太陽を見ている人はあんまりいなかったように思う。

私は最後までメガネをかけて、太陽が遠くのメサに沈んだあともオレンジ色に染まる地平線を満喫した。こんな不思議で稀な自然現象を見ることができて、とっても満足な1日だった。

Sliding House Overlookにて

5/18/2012

金環食に向けてのテスト撮影

珍しく雨が続いたテキサス州オースティン。

やっと雲ひとつない天気に戻ったので、金環食に向けて試し撮りをしてみた。

望遠レンズは持っていないので、持ち合わせの広角~標準ズームレンズで部分日食が始まってから日の入りまでの一連の太陽の動きを5分毎に撮影しようと考えている。

いつも行く地元の公園で、邪魔にならない場所に三脚を立てて、インターバル撮影の設定をする。D7000は開始時間、撮影間隔、何枚撮るかなど比較的細かく設定することができた。

今回は、即時スタート、5分毎、15回1枚ずつという設定にしてみた。

ただ、構図を決めるのが厄介だった。フィルタをすると太陽の点しか見えないし、外すとまぶしすぎて構図も何もあったものではない。なので、とりあえず「こんな感じだろう」ではじめてみた。

会社から直接出向いたので、もう太陽はだいぶ傾き、本番とは程遠いシチュエーションになってしまった。


太陽にカメラを向けて、通りかかる人は不思議そうに見ていた。話しかけてきた人には説明したけど、「何撮ってるんだろう?」と思われていたに違いない。

それもタイマーにしていたので、太陽を背にして不審者に思われていたかも・・・。

最初ミスったけど、一応考えていたことはできたと思う。

ちなみに、この写真は画角が28mm、撮影時間は1時間ほど。

実際に撮影して気づいたのは、太陽が地平線に近くなればなるほど、露出時間を長めにする必要がある。F値は8.0で固定しておいた。

太陽が明るかったときは、F8、1/500だったけど、だんだんと1/500だと色が褪せてきたため、1/400、1/320と露出時間を長くした。

合成には、SirusCompというすばらしい無料のソフトウェアを使用して、比較明合成した。ただし、背景と合わせた際に太陽が消えてしまったので、明るさをかなり上げてノイズ処理をした後、背景と合成した。

28mmだと太陽がものすごく小さいけど、2時間半分の太陽の動きを入れて、さらに景色となるとこの画角でギリギリらしい。

明日また晴れたらもう一度テストしてみようと思うけど、荷物も詰めたりしないといけないので、もし無理だったら土曜日到着と同時にキャニオン・デ・シェイでやってみようと思う。

うまくいくといいなぁ・・・。

5/12/2012

ソーラーフィルタを使って金環食の予行練習

この間、ソーラーフィルタを作ったものの、その後強風大雨に見まわれ、分厚い雲がテキサスを覆い、全くと言っていいほど試し撮りができなかった。

今日も雲が多く、ほぼ1日中曇。

しかし、夕方になって雲が減り、太陽が雲を出たり入ったりしているので、Nikkor 16-85mmに77mm用のステップアップリングとソーラーフィルタを取り付けてみた。

露出をどうするかなのだけど、これはNASAのページにある表2を参考にした。設定はマニュアルフォーカス、ISO 100に設定し、絞りはF8。アストロソーラーフィルタはND 5.0なので、2つめの表の"Partial - 5.0ND"の行を見るとシャッタースピードは1/500となる。金環食の撮影は、部分日食と同じ方法らしい。

設定を済ませて、フォーカスを合わせパシャッ!

85mm/F8, 露出時間1/500
D7000で撮影しているので、35mm換算だと1.5xなので、127mmということになるのだろうか。光の漏れもなさそうで、フィルタは大丈夫のようだ。

これを100%ズームで切り取ってみたものが以下。


こんな感じになる。NASAの露出設定のページは太陽が雲に覆われていなければ、ほぼ大丈夫そうだ。中央右下に見えるのは黒点だろうか?

あと1週間あるので雲がない日にインターバル撮影を行なってみようと思う。

5/07/2012

撮影用ソーラーフィルタを自作してみた

アメリカでは20日の夕方に起こる金環食を撮影すべく、撮影用のソーラーフィルタを自分で作ってみた。

今回の作成にあたって揃えたものは以下の2点。

  • Baader AstroSolar Film(バーダー・アストロソーラーフィルム)
  • 77mm Zeikos UVプロテクター

アストロソーラーフィルムは104mmx104mmで$14。ZeikosのUVフィルタは$5。合計$20の出費である。普通に買ったら$70するフィルタなのでとてもお手頃にできたと思っている。

NDフィルタでも良かったのだけど、太陽撮影は恐らく日食時にしかやらないだろうということで$100以上出すのはためらった。アストロソーラーフィルタはND5と書かれており、10万分の1に減光できるらしい。

Zeikosのフィルタはガラス、外側のリング、そしてガラスを抑えている内側のリングの3つから成り立っている。内側のリングを良く見てみると小さな切り込みがあり、これを小さなマイナスドライバーで反時計回りにまわして外す。

安いフィルタはガラスが接着剤で取り付けられているものもあるようで要注意。その場合は内側のリングは存在しないため、フィルタを2枚重ねにするなどの方法が必要。

外れた後は、ガラスをアストロソーラーフィルムの上に置いてペンで形をなぞった後、キレイに切り取る。

レンズを下に戻し、その上にアストロソーラーフィルムを置いてから、内側のリングをそっと置いて、ドライバでゆっくりと閉めていく。

紙などで作るよりは圧倒的に頑丈だし、きちんとレンズ部分に取り付けられるので落ちる心配もなく安心だ。フィルム自体はそれほど高いものでもないので、安くて内側のリングが取り外せるフィルタさえ買ってしまえば、とてもお手頃価格で太陽撮影ができる。

そして出来上がりはこんな感じ。


ほんの10分で完成した。

後は光の漏れがないかを確認して、予行練習するのみ。たぶん大丈夫なはず・・・。

5/05/2012

キャニオン・デ・シェイで金環日食を見る(予定)

テキサス州のど真ん中に住んでいる私には、
5月20日の夕方に起こる金環食を見ることができない。


テキサス州パンハンドル地方のLubbock(ラボック)で日の入りとなり、イベントはそこで終了となる。

月食は2回ほど見たことがあっても、日食は部分日食も含め見たことがない。いつだったか見るチャンスがあったのだけど、曇っていてアウトだった。

4月~6月は仕事が一番忙しい時期で、長いお休みは絶対に取れないのと、日本の記事を見てアメリカでも5月21日だと思っていたため、あまり調べることもなかった。

しかし、同僚の「アルバカーキーまで行けば見れますよ」という一言に反応し、少しググってみる。確かにアルバカーキーは日食帯のど真ん中を通過する。それに運良く日曜日の夕方ということもあり、月曜日の1日だけお休みを貰えれば何とかなりそうだ。

さらにググると、どうやら南西部の国立公園で金環食が見られるらしい。見晴らしのいい場所で金環食が見れたらどんなにいいだろう。

最初はグランドキャニオンで見ようと計画するものの、マーサーキャンプグランドは空きがなく、ラスベガス着、フェニックス着のフライトは想像以上にお値段が高かったため諦めることに。

色々と調べた結果、日食帯のど真ん中を通過し、距離もアルバカーキーからはそれほどでもない(4時間)Canyon de Chelly(キャニオン・デ・シェイ)にした。行きか帰りにRoute 66を走るのも悪くない。Four Cornersにも寄ってみようか。楽しくなってくる。

いつものようにキャンプサイトを調べるも、ナバホ族の管轄になっているらしくネットでの予約は不可。電話してみるも留守電状態。メッセージを残すとともに、メールでもフォローアップする。

翌日、「金環食だからキャンプサイトはもう残り少ない。予約するならすぐに折り返し返信して、$20のチェックを送ってください」と返事が来た。キャンセルしてもお金は戻ってこないとのこと。

2泊で予約、チェックも本日中に送る旨を伝えた。翌日、予約完了とのメールが届いた。

さて、次はカメラ。

せっかくなので写真も撮りたい。何が必要なのか調べる。カメラのセンサーと目を保護するために、ソーラーフィルターというものが必要なのだそうだ。日本語で調べるとNDフィルタの検索結果がかなり出てくるけど、英語のサイトではNDは光の遮断に十分でないからソーラーフィルターを使えと書いてある。

ソーラーフィルターは望遠鏡用のはたくさん見つかったけど、カメラ用はなかなか見つからない。やっと見つけたのは、Thousand Oaks Opticalというサイト。77mm用のものは$59もする。普段頻繁に使うものであれば即購入だけど、太陽撮影なんて滅多にやらないので躊躇した。

代わりになるものがあるか調べていくと、どうやらフィルタを自作できるらしい。Baader Astro Solar Safety Filmを注文すれば自分で何とかできそうだ。私は、Agena AstroProductsという所から101mmx101mmのシート$14で購入した。

ダンボールを丸めてケースを作ることも考えたけど、失敗しそうな感じがしたので、安い77mm用のUVフィルタを$5で購入。内部のリングを取り除いてフィルムを貼れば大丈夫に違いない。$20で77mm用のフィルタをゲットできたことになる。

撮影は望遠レンズがないため、広角~標準レンズで5分おきにインターバル撮影、太陽が沈んだ後に夕暮れ写真を取って比較明合成する予定。28mm、50mm、105mm、16-85mmがあるので、D7000であれば28mmか50mmあたりでもいいのではないかと検討中。しかし、どのレンズを使うかは現地入りしてから決める予定。皆既日食であれば望遠で撮りたいけれど、金環食はリングになるだけだから、これでいいことにする。

あとは、観察用の日食用メガネを購入。5つで$12だった。

航空券の購入、レンタカーとキャンプサイトの予約、撮影の準備もほぼOK。あとは天気次第である。

友人には、「金環食のためにここまでするのか」と言われたけど、見たいものを見る、行きたいところに行くのが私のスタイルなのだから仕方がない。2017年に起こるべく皆既日食も絶対に見ようと思っている。