7/10/2012

ビッグベンド国立公園 2012.5.27

テントにあたった大粒の雨はすごい音だったので、耳栓をして寝た。雨は深夜以降は弱くなったものの結構長い間降っていたようだった。

朝になり周りが明るくなってきたのでテントから出てみる。

いい天気だ!太陽が燦々と輝いている。

テントの周りは泥まみれ。さらに屋根のあるピクニックエリアにキャンプチェアを置いておいたけど、それもびしょ濡れ。屋根と言っても日陰を作る屋根なので、よく見ると小さな穴が無数に空いている。

さらに、周りを見回すと、他のキャンプサイトには水が滴っているテントやスリーピングバッグが干されていた。

この日の会話の一言目は、

"Were you dry last night?"(昨晩は濡れなかったか?)だった。

普通だったら、朝は「おはよう」である。

私もトイレに行く途中に他のキャンパーに質問されたので、"We were totally dry."(濡れなかったよ)と言うと、"You are very lucky!!"(ラッキーだったね)という答えが返ってきた。

テントが浸水し、車の中で一夜を明かしたキャンパーも結構多かったようだ。

私達のテントは無事だったものの、テントの底は泥まみれで濡れている。そのため、一度ペグを抜き、乾かしてからもっと水はけの良い場所にテントを移すことにした。

テントの底を乾かすことに・・・

キャンプサイトは情報交換もできる貴重な場所だったりもする。

この日も隣のキャンパーに貴重な情報を教えてもらった。どうやら滝があるらしい。ただし、この滝がある場所は、公園でもらう地図やトレイルガイドなどには一切載っていないのである。

生態系を守るため、できるだけ人を入れないようにするための措置だそうで、口コミでしか伝わらない情報だ。

レンジャーとも話したけど、やはりこの地域には足を踏み入れては欲しくないようだった。ちょっと厳しい表情で、「行ってもいいけど、トレイル以外の場所には絶対に踏み込まないで欲しい。」と言われたので、それはきちんと守ることを告げて早速その場所に行ってみることにする。

トレイルヘッドまでは途中から未舗装路を走る。整備されているダートロードなのでセダンでも問題はないはずなのだけど、あの大雨で巨大な水たまりができていて、深そうだったのでその手前で車を止めて歩くことにした。

15分くらい歩いたところでトレイルヘッドに到着。

巨大なLive Oakの木

そこには巨大なLive Oakの木。ひっそりとした中にただずんでいる。ここらへんは木も多く日陰になっていた。

そして滝へと歩いて行く。完全な砂漠地帯。こんな所に滝なんて本当にあるのだろうか?ちなみに、この滝にはきちんとした名前が付いている。しかし、公開するのもなんなので、ここではただ単に「滝」と呼ぶことにする。もし興味のある人は連絡ください。

滝までのトレイル。本当に滝はあるのだろうか?

トレイルヘッドからゆっくり歩いて30分ほどで、ゴーゴーと水の音が聞こえてくる。滝の水量は豊富な様子。

水量がかなり豊富。砂漠の中とは思えない。


滝に近づくにつれて水の音が大きくなってくる。それと同時に小川が現れ、紅葉樹が増えてきた。砂漠のど真ん中にいるとは思えないほど緑が豊富で、まるで別の国立公園にいるような錯覚だ。

ビッグベンドの滝。砂漠の中のオアシスとはこのこと。

大きなゴロゴロした岩場を超えると、高さ20~30メートルほどの大きな滝が現れた。トレイルから外れるなと言われたので、水の中には入らずできるだけ近い場所まで行ってみると、水しぶきがすごい。

ビッグベンドにもこんな場所があったのか。確かに地図やガイドブックに載っていたら公園を訪問する人の殆どは行ってみたくなるだろう。そうしたらいくら訪問者の少ないビッグベンドであっても、この地域からは動物が消え、荒れてしまうに違いない。

そう考えると、この場所は「知られざる場所」として残しておいたほうがよさそうだ。

こんなにキレイなのに、訪問者は私達のみ。なんと贅沢なのだろう。マイナスイオンを思う存分浴びて堪能する。何時間いても飽きないくらいだった。

2時間近く滞在したのだろうか。惜しみながらも滝を後にして、次の目的地に移動する。この日はSanta Elena Canyon(サンタ・エレナ・キャニオン)に行く予定だったけど、予想していた通り大雨のせいで道路が閉鎖してしまった。そのため、シーニックドライブに指定されている、Ross Maxwell Scenic Driveを走ってみることに。

このシーニックドライブは景色はいいのはもちろんのこと、道路沿いにトレイルもあるため、短いトレイルを歩くことにした。

Burro Mesa Pour-offトレイル

まず寄ったのは、Burro Mesa Pour-off(ビューロ・メサ)である。ものすごい短いトレイルで水が流れる場所なのでここも滝になっているか期待してみたが、水はさっぱり見当たらなかった。しかしながら、不思議な地形が広がり、ユニークな場所である。

そして目的のPour-offに到着。円柱のようにえぐれている。

同僚。高さはかなりある。

化石がありそうだったので、ちょっとばかり散策してみたものの、化石は見当たらなかった。そして次に訪れたのは、Castellon(カステロン)エリア。ここにはちょっとしたお店があるのでお昼を買うことに。


古い小屋など、あまり良くわからないものも置いてある。ここで昼食にサンドイッチを食べ、ダメ元でサンタ・エレナ・キャニオンへ。

しかし、キャンプサイトを通過した直後に、道路が閉鎖されていた。まだ時間はあったのでMule Ears Overlook(ミュールイヤー・オーバールック)へ寄り道した後、Terlingua(テリングア)のゴーストタウンに行ってみることにする。

Mule Ears Overlook

一旦公園を出て、Study Butte(ステゥーディー・ビュート)を通過し、左折してテリングアまで車を走らせる。

Ross Maxwell Scenic Drive

ここは去年の冬も来たのだけど、この時期はもう暑い。乾燥しているので肌がジリジリ焼ける暑さである。カフェがあったけど、朝だけ営業していて午後は閉店らしい。

カフェ。閉まっていた。

意味不明なオブジェなども置いてある。


そして、このような茶色の大地に、カラフルなテーブルまで・・・。


Starlight Theaterがあり、ここは開いていた。また隣にあるちょっとしたおみやげ屋さんも営業していた。このテリングアは昔、水銀を発掘できたようで、比較的栄えていたようだった。それが終わるとだんだん廃れて今のゴーストタウンになったらしい。ビッグベンドの隣に位置することで、観光客が訪れる場所になっている。

Starlight Theater

ひたすら暑く、炎天下の中歩くのも大変なので車に乗り込み、どこで夕陽を見るかを検討する。どうせならということで、シーニックドライブ沿いにあるSotol Vista Overlook(ソトール・ビスタ・オーバールック)で見ることに。

Carousel Mountain

Carousel Mountainがよく見えるこの場所は公園の西側に位置する。サンタ・エレナ・キャニオンに沈む太陽を狙ったのだけど、何しろ眠い。太陽が低くなるまで車内で昼寝。

この日も視界が悪く、ガスがかっていてまったくダメだった。とりあえず夕陽の写真を一枚。

サンタ・エレナ方面に沈む太陽

同僚はこの夕陽に感激していたけど、正直ビッグベンドの夕陽はこんなものではない。山のシルエットが若干キレイに出ていたけれど、私的にはガッカリのサンセットだった。

この日は雨が降ることもなく、静かな夜を過ごした。

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