8/27/2012

8/13/2012 - ザイオン・ナローズを歩く

8:30AMにビジターセンター前のシャトルバス乗り場で待ち合わせだったのだけど、朝はTowers of the Virginの写真撮影に出かけることにする。

Towers of the Virginはビジターセンターから一駅のところにある、Zion Human History Museumから見ることができる。シャトルでしか行けないとばかり思っていたら、実はここまでは車でも入れることをあとで判明。

ビジターセンターでシャトルを待つこと20分。周りにはいかにも「ナローズを歩きます!」的な格好をした人たちが山ほどいる。こんなに早くからTemple of Sinawavaまで行ってナローズを歩くのかと、少しばかりビックリ。

Zion Human History Museumに到着すると、すぐにMuseumの裏に周る。目の前にはTowers of Virginが見え、すでにカメラマンが4人、三脚を立ててスタンバっている。三脚を置く場所がもうないかも。しかし、まだ陽はあたっておらず、本格的な撮影はしていないようだ。

まだ薄暗いうちに到着


右側のちょっとした空きスペースに何とか三脚を立てて、カメラマンたちの仲間入りをする。しばらくすると、頂上付近がオレンジ色に染まり、それが徐々に広まっていく。

朝日に照らされてオレンジ色に輝くTowers of the Virgin

なんともまぁ・・・美しい!オレンジ色に染まるTowers of the Virgin。雲もいい具合に出ていて絵になる。同じ構図で設定を変えて数枚、また構図を変えて数枚、とパシャパシャ撮っていく。Lee FilterのGrad NDフィルタも持っていたので、明るい部分がオーバーしないようにうまくNDを使う。こういうのが楽しい。

7時15分、そろそろ戻って朝食を食べないと間に合わないので、ちょっと惜しみながらもその場を後にしてキャンプサイトに戻る。

いつものように、蜂がすごいので車の中でそそくさと朝食を食べて、準備をしてから歩いてビジターセンターのシャトル乗り場へ急ぐ。ちょっとしたハプニングがあったため出発が遅れたけど、9時にはみんなでシャトルに乗ることができた。Temple of Sinawavaまでは40分かかり、その後実際のバージン川までは1マイル、20分ほど歩いた。1時間後の10AM、いざザイオンナローズを歩く!

舗装路が終わり、いよいよ川に入る

私以外の4人は今日ザイオンを出発しないといけないため、11時まで行けるところまで歩き、そこで折り返すことになった。私はあと1泊するのと、どうしてもOrderville Canyon(オーダービル・キャニオン)までは行きたかったので、途中で4人と別れて先へ進むことを伝える。

今回は、前回よりも流れがあった気がした。上流に向かって歩くので、やはりちょっと大変である。流れが緩やかな場所を確認して歩いた。Narrows(ナローズ)と呼ばれている理由は、ある程度のところでキャニオンの幅が狭くなるからである。その幅が狭くなるのは、Orderville Canyonの手前あたりからその奥である。

なので、そこまで歩かないと「ナローズ」とは言えないようだ。前回は恐らく1マイル付近で折り返したので、是非ともその狭くなる、Narrowsと名前の由来となっている場所に行ってみたかった。

入り口付近はこんな感じ

しかしながら、この川をバシャバシャ歩くのは楽しい。前日のSubway(サブウェイ)と違って大きなゴロゴロ岩は無いし、基本は川の中を歩いていける。古いスニーカーやウォーターシューズでも十分だ。私は相変わらずオールマイティーなKeenのサンダルで行った。このサンダルの唯一の弱点は小石が入ってくることだけかな。

最初はスプリングデールでZion Narrowsキット(ブーツ、ポール、ニオプリンソックス)を借りる予定だったのだけど、サブウェイで大丈夫だったので、レンタルせずに自分のサンダルとトレッキングポールで行く事にした。極度の冷え性だけど、特に足が冷えて・・・っていうことはなかった。

ペースは遅い。それは、ジョセフが遅いから。彼はアウトドアは苦手なタイプらしく、2日前もブライスで8マイル歩いて大泣きしたそうだ。わざと遅く歩いているのか、本当に遅いのか、でも写真を撮る私にはちょうどいいペースだった。

しかし、途中お腹がすいたとゴネて、遅いペースがさらに遅くなったので、私の手作りビーフジャーキーをあげたら喜んで食べていた。とてつもなく歯ごたえのあるビーフジャーキーだったので、それを片手に持ち、もう片方の手で私のトレッキングポールをうまく操り、ビールジャーキーを食べていた間は歩くペースが一段と早いジョセフだった(笑)。

そして、タイムアップ。キャニオンの幅は狭まり、そろそろオーダービルではなかろうかというところで、アニータ、ギャビー、オクタビオ、ジョセフの4人は引き返すことに。残念だけど仕方がない。

ジョセフはビーフジャーキーを頬張りながら記念撮影

アニータはオーストリアには帰らず、しばらくアメリカに留まるというので、カナブで再会しようと約束した後別れた(しかし、この後、カナブでアニータに会うことはなかった)。

一人でオーダービル・キャニオンを目指す。4人と別れて少し歩いたところから、本当に景色は圧巻だった。キャニオンが狭まり、両側にどっしりそびえ立つ岩壁。そこを静かに流れるバージン川。所々で足を止めては、上を見上げて感動する。素晴らしい・・・。ちょっと首が痛くなるけど・・・。

Orderville Canyon手前
岩のトンネルを歩いて行くと、右側にキャニオン入り口が見えてきた。これがオーダービル・キャニオンだろうか?しかし、意外にも小さい。もっと大きな物を想像していた私は、それをオーダービル・キャニオンだとは思わず、さらに上流へと向かった。

左右に流れているのがバージン川、奥に見えるのがオーダービル・キャニオン
ここからもまたすごかった。もう感動の嵐である。美しい!

この辺りが一番キレイだった

太陽の日差しがキャニオン内に差し込み、黄金に輝くその様は、恐らくそこを歩いた人にしかわからないと思う。自然が醸し出す色は、写真では決して100%表現することはできず、歩いた者のみが見える大自然の姿なのだと思う。いつも思うけど、こういう景色を追って私は旅をしているんだろうな。まぁ、こういうキレイな姿をいかにキレイに写真に収めるかというのも、実は楽しみの一つなのだけど・・・。

ザイオン・ナローズ。これがここでのベストショットかな。
あまりにも美しいので歩くペースは落ちていたと思う。キャニオン内はGPSの受信がうまくいかないので、GPSは使わなかった。上流を歩いて行くと、左手には深いくぼみ、中央には3メートルの大きな岩、右側は楽勝そうだけど実は手前の水が意外と深い。ここで初めて泳ぐか岩を登るかの二択となった。

問題の岩。泳ぐべきか登るべきか・・・

正直、泳ぎたくはない。腰くらいまで浸る準備はできているけど、ちょっとトレッキングポールで測っただけでも腰までは余裕で浸かってしまう。岩を登れるかというと、腰痛持ちの私にはキビシイ。ちょうどカップルが登るところだったので、その様子を伺い、登り切ったところでその先はどうなっているか聞いてみる。

「ここからあの砂地に飛び降りれば行けるよ!トレッキングポール持ってあげるから上がってきなよ」というので、ちょっと手伝ってもらい岩に登ったものの、どうやっても降りられない。飛び降りるって・・・そんなことしたら腰が砕けます!!

「ちなみに、オーダービルはまだ先なの?」と聞いたら、2人はキョトンとした顔をし、「もうオーダービルはとっくに過ぎたよ。右側から川が流れていた合流地点あったでしょ?あれがオーダービルだよ。」と教えてくれた。

やはり、あれがオーダービルだったのか・・・。目標はすでに達成である。

やはり飛び降りるのは無理で、それ以外に方法はなさそうだったので、登ったところを慎重に降りようとしたところ、足を引っ掛ける場所を間違えて思いっきり右足をすりむき、ドボンと水の中に浸かってしまった。腰までだったし、カメラも無事だったけど、「あ~あ」っていう感じ。

その二人とはここで別れて、このデカい岩を折り返し地点とすることにした。あとは下流に向かって元来た道を歩くだけ。

トレッキングポールはしまって、代わりに三脚を取り出す。写真を撮りながら下っていく。

帰り道は人が多かった

行きはオーダービルを通過したところで人が一気にいなくなり、独占状態だったのだけど、帰りは結構人がいた。

水が滴っている。飲めるのかな?

オーダービルまで戻ってきたので、ここからオーダービルに入りちょっと歩いてみることにする。誰もいない。ちょっと大きな岩を乗り越えるところがあったけど、何とか登りきりさらに奥へ。

Orderville Canyon

上からヨーロッパ人家族がやってきた。どうかと聞くと、一箇所首まで浸かる場所があるとのこと。そこらしき場所があったのでその地点で引き返す。本流に戻り、アニータたちと別れたところまで戻ってきた。そしたらなんだか急に寂しくなってしまった。一人もいいけど、やっぱりこうやってみんなと歩くのも自分は好きなのかもしれない。人恋しくなった一瞬であった。

ちょっと人恋しくなった場所(笑)

ナローズは影になっている部分が多いので、夏場のハイキングには持ってこいだ。火照った身体を冷たい川の水が冷やしてくれる。

トレイルヘッド。人がいっぱいいる。

そして、やっとトレイルヘッドに戻ってきた。足と肘の一部を擦りむいたけど、カメラをドボンすることもなく無事生還!人がたくさんいた。毎日どのくらいの人がこの川を歩くのだろうか?個人的には大満喫だった。サブウェイよりは私はこっちのほうが好みかもしれない。サブウェイは途中の景色はそれほどでもないけど、ゴールに見応えのある景色が待っている。ナローズはトレイルからも十分に美しい景色が見れるので、時間のない人や長距離を歩けない人でも楽しめるトレイルだ。

ちょっとヘトヘトになりながら、シャトルに乗り、そのままキャンプサイトへ。ピクニックテーブルの椅子に足を上げ、アリが登ってこないように休憩する。日向は猛烈に暑いので、木の下で影になっているところに自分を移動して涼んだ。それでも若干暑かったけど・・・。

夕方、トイレに向かう途中、ザイオンの山々がオレンジ色に輝いていた。撮影に行こうかと悩んだけど、膝がかなり腫れていたのもあり却下。ゆっくりすることにする。まだ旅は始まったばかり。無理は禁物である。疲れた時は休む!

キャンプ場からの眺め。私のサイトからはこの景色は見れなかった。

本を読んでゆっくりする。太陽が沈む頃、夕食の準備。そして暗くなったら寝るという、とても規則正しい生活だった。大満足の一日だった。




8/11/2012 - ザイオン国立公園に向けていざ!

8/12/2012 - 念願のSubway
8/13/2012 - ザイオン・ナローズを歩く
8/14/2012 - はじめてのエスカランテ
8/15/2012 - Hole in the Rock Roadの果て
8/16/2012 - ダートロードでスタック
8/17/2012 - 真夏のBuckskin Gulch
8/18/2012 - 2回目のThe Wave当選
8/19/2012 - グランドキャニオン・ノースリムと雹
8/20/2012 - もう一つのWave、それはFire Wave

2 件のコメント:

  1. Zionの日の出前、日が当たり始めたところの写真、とっても素敵ですね。 やはり公園内などに宿泊してこそ、時間を自由に使って朝早くから出かけられますね。

    ナローズ、「ベストショットかな」のコメントつきの写真はすばらしい! 現実のものとは思えないような繊細な色と形です。

    Satoさんが自分の限界をよくわきまえた上で行きたいところを上手に楽しまれているところ、感心しています。

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  2. ありがとうございます。ZionのゲートシティーであるSpringdaleからの景色もいいですよ。ただ、公園内に宿泊するメリットはやっぱりあるかなと思います。

    ナローズは本当にステキな場所でした。私は間接的な光のほうが好きなので、こうやって微妙に色が変化する岩とか大好きです。

    体調が完全に回復していれば、もう少し無理もきいたのですが、また歩けなくなるのもイヤだったので、今回はほどほどにしておきました。100%回復したらまた全開で楽しみます!

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