9/25/2012

2010.7.6 - サウスリムへの登り、そしてペイジへ移動

ものすごい風の音とクマに襲われる夢を見て、あまり寝付けなかった夜だった。この日はインディアンガーデンからサウスリムまで登り、そこからPage(ペイジ)へ移動する予定である。

5:00AMに起床、そそくさとテントをたたみバックパックへ詰める。エナジーバーを1本ほおばりながら、まだ薄暗い中、5:30AMにIndian Garden Campground(インディアンガーデン・キャンプグランド)を出発する。

朝日に照らされるサウスリム


インディアンガーデンを出ると、朝日に照らされたサウスリムの姿が目に飛び込んでくる。朝の柔らかい陽射しは、グランドキャニオンの色とりどりの地層を、よりいっそう強調しているようだった。

緑のオアシスを後にすると、目のまえにはほぼ垂直に見える岩壁。ここを登っていく。インディアンガーデンからサウスリムまでの距離は4.8km、標高差は933mとほぼ1kmあることになる。

サウスリムからコロラド川までの標高差は1,337mなので、インディアンガーデンからサウスリムまでが一番標高差があることがわかる。実際にインディアンガーデンからコロラド川までは、Devil's Corkscrew Switchback(デビルズコークスクリュー・スイッチバック)が一番標高差が激しい所なので、ある意味納得だ。

レッドウォールに突入

少しずつ標高が上がると、いよいよレッドウォールに突入し、あたりはピンク色になる。

あたりは一面ピンク色

ふと足を止めて対岸を見ると、視界は悪くガスっていた。下を見るとインディアンガーデンとプラトーポイントがよく見える。


この日は視界が悪かった

まだ1時間も経っていないのに、もう随分登ってきているのが分かる。バックパックにも慣れ、食料分は重量が減ったのもあり、ペースよく歩けていた。

1時間で3-mile Rest House(3マイル・レストハウス)に到着。ここで友達を待ちながら、エネルギー補給用ジェルとビーフジャーキーを食す。周りには、食べ物を狙っているリスがウロウロしている。

リスが食べ物を狙っている

友達も追いついて、少しばかり休憩してから、今度は1.5-mile Rest House(1.5マイル・レストハウス)を目指した。途中、4人の日本人女性グループに遭遇。「インディアンポイントに行く」と言っていたけれど、それは果たして「インディアンガーデン」なのか「プラトーポイント」なのかは謎であった。

疲れはほとんどなく、自分でもビックリなくらい快適に登ることができている。時折足を止めながら、目の前の崖を見上げたり、サウスリム方面を見ては距離を測ってみたり、ガスっているノースリムを見たり、できるだけ顔を上げながら歩くようにした。

トレイルは段差もあるため、ついつい足元に目線が行きがちだけど、足元だけ気にして景色を堪能しないのはもったいない。

サウスリムまであともうちょっと

1時間で1.5マイル・レストストップに到着。トレイル横に水道があり、ちょっとした休憩小屋は階段を登ったところにある。またここで腕とタオルを濡らし、体温が上がらないようにする。

また、休憩ごとに軽くスナックを食べる。登りに加えて重たいバックパックを背負っているため、カロリーの消費量が尋常でないようで、お腹がすぐに空いてしまう。

お腹が空いてからでは遅いので、休憩ごとにエネルギー補給と水分補給を行った。友達にはゆっくりと歩いてきてもらい、1人でサウスリムのトレイルヘッドを目指すことに。

随分登ってきた

今朝まで滞在していたインディアンガーデンがもうあんなに小さく見える。ほんの数時間の間にこんなに景色が変わってしまうのにも、ちょっと驚きだった。

段々と標高も上がり、見慣れた景色が見えてくる。トンネルをくぐればもうすぐだ。

このトンネルをくぐればゴールもすぐそこ

あとわずかというところで、とても残念な気持ちになってきた。いつも以上に名残惜しい気持ちが強い。そして、ゴール。達成感というよりも、もっと歩きたいという気持ちのほうが強く、また下りよりも登りのほうが楽に感じたのもあって、「やった~~!!」と飛び跳ねるほどの喜びはなかった。

終わっちゃった・・・。

友達を待ちながら、グランドキャニオンの景色をボーッと見つめる。インディアンガーデンを眺めては、昨日のキャンプサイトを思い出し、プラトーポイントに目をやると、オレンジ色に染まったリムとその下を流れるコロラド川を思い出す。

「今度はノースリムとサウスリムの横断だ」

この時、近いうちに歩いてやろうと強く思ったのであった(しかし、調子に乗ってバックパッキングを繰り返したら、腰椎椎間板ヘルニアになってしまい、現在治療中)。


ブライトエンジェル・トレイルヘッドに到着!

30分ほどで友達もゴールイン。だいぶ疲れているようだ。そして記念写真を通りすがりの人に撮ってもらう。

記念写真

猛暑の中のハイキングで汗だくになりながらも、シャワーは浴びれなかったので、マーサーキャンプグランドに寄り道して3日分の汗を流すことにする。

駐車場まで歩いていると、インディアンガーデンで会ったダニエルにばったり遭遇。彼はこのあとモニュメントバレーへ行くとのことだった。

シャワーに行くも、11AM-12PMは掃除中らしくシャワーは使えない。そのため、またヤバパイロッジのカフェテリアに行き、ここで昼食を取る。不味いのは十分分かっていても、利便性を優先してしまうので、不味いと言いながらいつもお世話になっている場所である。

お腹も満たされたところで、再びシャワールームへ行く。そして今度は入り口でジョンとばったり。シャワーは2ドルで8分使用できる。クオーターコインが8枚必要なので、入り口で両替してもらう。

頭は1回洗っただけでは泡すら立たず、2回目でも泡が立たず、3回目のシャンプーでやっと泡がたち汚れが落ちている感じだった。体も泡だらけにして二度洗い。

汚れも落ちて、キレイな服に着替え、友達と笑いながら「私はシャンプーが3回も必要だった」と会話。友達も汚れがなかなか落ちなくて、3回シャンプーが必要だったらしい。

外でジョンとちょっと立ち話をしてから、Desert View経由でPageに向かう。

まずは大御所のYavapai Point(ヤバパイ・ポイント)へ。

ヤバパイポイントからの景色

プラトーポイント、そしてデビルズ・コークスクリュー・スイッチバックの一部が見え、その奥には緑色のコロラド川が。自分が歩いた場所を見返すのは楽しい。そしてちょっとばかり回想にふける。

次のストップはWatch Tower。この時はちょっとした工事をしていた。


ウォッチタワー。工事中だった。

ここは中にも入れる。らせん状の階段を登ると、一番上の窓からグランドキャニオンを見渡すことができる。また中には、ネイティブ・アメリカンが織り物をしていたり、サンドストーンでできた壺が展示されている。


ナバホ属の作品。カラフル。

このあと車に乗り込み、西に向かって車を走らせる。Cameronで休憩。ここで膀胱炎に良いとされるクランベリージュースを購入。AZ-89を北上する。ひたすら、ひたすら真っすぐである。


一直線のAZ-89

この日の宿泊はGlen Canyon内のキャンプグランドなので、ペイジの町を横切り、Glen Canyon Dam(グレンキャニオンダム)を通過。若干迷いながらも無事に到着。

まずはチェックインする。割り当てられたのはグループ3にある31番サイト。湖は見えないけれど、ちょっとした木があり、トイレも近く、あまり文句はないサイトである。砂地なのが気になったけど、できるだけ日陰になるように、木の下にテントを設営した。


グレンキャニオンのキャンプサイト

シャワールームとジェネラルストアーがある場所からは、Lake Powell(レイク・パウエル)が良く見える。青い水の水面に赤茶色の岩が浮いているように見え、コントラストがキレイであった。


レイク・パウエルが良く見える

少しレイク・パウエルを堪能した後で、ペイジの町に出かけて夕食を取ることに。たくさん歩いたので、ご褒美にステーキとビールで乾杯しよう!ということだったのだけど、このステーキは微妙だった。

微妙だったステーキ・・・

薄いし、油が多いし、筋っぽいし、ちょっと好みの肉ではなかったのが残念。しかし、ビールは美味しくいただいた。

お腹いっぱいになり、薄暗い中キャンプサイトへ戻る。テントに入ると蒸し暑い!ただ寝ているだけで汗がにじみ出てくる。仕方がないので濡らしたタオルを固く絞って、体の上に乗せて寝た。

明日は、いよいよThe Wave(ザ・ウェーブ)の現地抽選、そしてBuckskin Gulch(バックスキン・ガルチ)である。当たるだろうか・・・。



2010.7.3 - グランドキャニオン国立公園サウスリム
2010.7.4 - ブライトエンジェルトレイル経由でグランドキャニオンの谷底へ
2010.7.5 - プラートポイントで夕陽鑑賞
2010.7.6 - サウスリムへの登り、そしてペイジへ移動
2010.7.7 - The Waveの抽選に初当選!
2010.7.8 - The Waveへ行く
2010.7.9 - Coyote Buttes Southを歩く
2010.7.10 - Horseshoe BendとPetrified Forest
2010.7.11 - セドナでプチ観光

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