10/02/2012

2010.7.9 - Coyote Buttes Southを歩く

The WaveのあるCoyote Buttes North(コヨーテビュート・ノース)と違い、Coyote Buttes South(コヨーテビュート・サウス)は訪問者も少ない。The Waveのように特に目指すようなゴールもなく、どちらかというと自由にエリアを散策する感じである。

今回、Coyote Buttes Northの現地抽選に当たるかどうかが定かではなかったので、事前にネットでCoyote Buttes Southの許可証を取っておいた。

注意: 2012年現在では、Coyote Buttes Southも訪問者が増えたため、オンラインもしくは現地での抽選に当選する必要があります。

The Waveに比べると情報量は少なく、いまいちよくわからないのもあり、まずはレンジャーステーションに寄って道路状況も兼ねて様子を伺ってみることにする。


前日に男性レンジャーに聞いた時は、私達がレンタルしたAWDでは絶対に無理の一点張りだった。この年は乾燥していたのもあり、砂の深さは2mにもなり、目的としているPaw Hole(ポーホール)までは無理だから、その手前のLone Tree(ローン・ツリー)付近に駐車して歩けと言われた。

せっかくAWDを借りたのに、Paw Holeトレイルヘッドまで行けないのは悔しいので、当日もその場に居合わせた女性レンジャーにAWDでもPaw Holeまで行けるかどうか聞いてみた。

答えはNOだった。

地図を出して、ゆっくり説明しだした。一番の難関は、下りの後に続く登りと急カーブのようだった。4WDでもスタックする人が結構いるらしい。前日のレンジャーと同じく、Lone Tree付近に車を止めてPaw Holeまで歩いたほうがいいと提案してくれた。

ついでに天気も確認。降水確率は30%。The Waveの抽選も、この日集まったのは13人と少なかった。ほぼ当選確実だろう。

応募者は段々減っている様子

またいつものように、US-89を左折し、しばらく走ったところでHouse Rock Valley Road(ハウスロック・バレーロード)を南下する。House Rock Valley Roadに入ったところで、トリップメーターを0にリセットした。

Coyote Buttes Southへは、House Rock Valley Road入り口から16.1マイル地点の1079という道路で左折する必要がある。看板は出ているとのことだったけど、念のためリセットしておく。

トイレ休憩のため、一度Wire Pass(ワイヤーパス)トレイルヘッドに立ち寄った。

Wire Pass Trailheadに立ち寄る

そして今回はHouse Rock Valley Roadをさらに南下する。トリップメーターを確認しながら、そろそろだろうと思ったところで、左側に伸びる道路を発見。1079と書かれた看板があり、レンジャーからもらった地図と一致。左にゆっくりと曲がり、今度は東に向けて走る。

さて、ダートロードを走ったことのない私には冷や汗ものの道路だった。House Rock Valley Roadは車2台が通過できるくらいの幅である。しかし、この1079は1台が通れるだけの幅で、奥に進むにつれて砂が深くなってきた。

レンジャーには、Lone Treeから1マイル進んだところまでは、路肩に駐車スペースがあるので、見つけられたところに自由に止めろと言われていた。できるだけPawholeの近くに駐車したい。しかし、段々と砂が深くなっていく。

心拍数が上がり、エアコンをかけているのに汗が出てくる。心臓に悪いので、次に見つけた路肩スペースに駐車することにした。

路肩に駐車

GPSを見る限りでは、Paw Holeまでは片道2マイルである。覚悟を決めてPaw Holeに向けて歩き始める。路面には、比較的新しいタイヤの跡が付いていた。

ダートロードを歩くことに

1079はふわふわの砂だった。太陽が容赦なく照りつけ、重い足を持ち上げながら前に進む。途中、「ここは絶対に運転は無理だ」と思わせられる箇所が数カ所あった。歩いてよかったと思う反面、この往復で体力の半分以上を消費することになってしまった。

所々に花が咲いていた

途中、道路沿いにはキレイな花が咲いていた。砂漠のなにも無さそうな大地でも、こうやって花が咲いたりするから不思議である。

道路の砂は深かった

最初はあまり変わらぬ景色だったのだけど、Paw Holeに近づくにつれ、Teepee(ティーピー)が見えてきた。汗を拭いながら歩く。ひたすら暑い。誰か通り過ぎてくれないかと願っていたのだけど、結局1台も通過することはなかった。

Paw Holeトレイルヘッド

そしてやっと目的地に到着。車を降りてからピッタリ1時間だった。しかし、ここがスタート地点なのである。ここに来た時点で2人とも若干バテ気味だった。駐車場と言えど、看板と駐車できるスペースがあるだけだ。車は駐車していなかったので、どうやら貸切状態のようだ。

これが駐車場。誰もいなかった。

Coyote Buttes Southを探索する前に休憩。ちょっとした低木があったので、そこにできた僅かな日陰を利用してランチにする。赤茶色の捻れた岩がたくさんあった。

ぐるぐるのティーピーがいっぱいある

息が整い、体温も下がったところで、またハイキング開始。どこへ行ったらいいのかも分からないし、トレイルというトレイルもないので、GPSのトラッキングをONにする。トレイルヘッドはWaypoint(ウェイポイント)として登録しておいた。

水たまりがあった。雨が降ったのだろうか。

入ってすぐに水たまりがあった。青い空と赤茶色のティーピー。その絵が水面にも反射してキレイである。そして更に奥へ進んでみた。

また雨雲が近づいてくる・・・

ここで何やら、また怪しい雰囲気。雨雲が近づいている。昨日のThe Waveでも一部引き返す羽目になったので、この雨には懲り懲りである。写真を撮りながら、いざ雨に振られた時に雨宿りできそうな場所を覚えておいた。

あたりが薄暗くなり雨が降り出す

しばらくすると、周りが暗くなってきた。ぽつぽつと雨が降り出す。仕方がないので、先程見つけた場所にさっさと移動した。ちょっとしたナバホ・サンドストーンのアルコーブである。

ここで雨宿り。砂がすごかった・・・。

しかし、風も吹き出し、細かい砂が巻き上げられ、砂だらけになってしまった。何とかカメラだけは守り、じっくり雨と砂に耐えながら待つ。

降水確率が30%という場合は、通常局所的なので、しばらく待てば雨雲がすぐに通過する。今回も20分ほど待ったら、また青空が見えてきた。

雨雲も去り、また快晴!

どこへ行ったら分からないまま歩くというのも、なかなか難しい。どこが「見所」なのかもイマイチよく分からなかった。どれも「見所」に見えたけど、しばらくすると新鮮だったこの景色にも目が慣れてしまい、よくわからなくなってしまった。

すごいねじれ方をした岩

基本的に、この場所でのハイキングは砂地である。それもさらっさらの砂なので、足を取られ、足をトレーニングするにはもってこいの場所だ。しかし、100Fの炎天下の中での砂地は、ある意味地獄である。

あ つ い ・・・

何とか写真を撮りながら景色を楽しむものの、正直暑さと疲労で身体が重く感じられた。ここは来るならもっと涼しい時期に、きちんと装備した4WDで来たいものである。あの最初の2マイルは、結構なロスとなった。

いったいどこを探索したらいいのかわからなくなってきた

見る所、どこもぐるぐる。真っ青な空に赤茶色のティーピー。絵になるようで、意外と難しい。Coyote Buttes Southは開拓しがいが大いにある場所だと感じた。

とりあえず記念写真

暑さと砂地に体力を奪われ、限界に達してきた。もっと滞在していたかったのだけど、これ以上いても楽しめないだろうと見きって、その場を後にする。

段々と遠ざかるティーピー

4WDと砂地を運転できるスキルを身につけられたらまた戻ってきたい。1079のダートロードを歩きながら、時折後ろを振り向き、段々と遠ざかっていくティーピーを眺めた。

またダートロードを歩く

帰路は往路よりもしんどく感じた。太陽の照り返しも強い。無言で砂地を歩いた。恐らく2人とも体力がそんなに残っていなかったのだろう。50分で車まで戻ってくることができた。

House Rock Valley Road

快適にHouse Rock Valley Roadを吹っ飛ばす。そしてそのままPageへ。

Page方面は真っ暗だった

Page方面はどんよりしている。雨が降っているようだった。キャンプサイトは砂地で、毎晩砂が入ってきていたので、雨が振ってもらったほうがちょうどいいのかも。

キャンプ場に戻ると、いつものように入り口のジェネラルストアーでジュースとお菓子を購入し、外のベンチでLake Powellを見ながらお腹を満たす。

滞在した中でコントラストが一番キレイだった

分厚い雨雲から指した陽射しが、Lake Powellの岩肌に反射している。湖はより青く、コントラストがとても美しかった。

間食をし過ぎたので、夕食はアメリカ製カップヌードルにした。これで30セントほどである。味は日本のカップラーメンとは雲泥の差。同じ名前なのに、なぜこうも美味しくないのか、食べるたびに疑問である。個人的には、ラーメンにグリーンピースが入っているのが許せない・・・。

激マズカップヌードル

キャンプサイトをよく見ると、お絵かきした石が木の根元においてあった。なかなかユニークな顔だったので写真を一枚。

似顔絵が描かれた石たち

ここずっと結構なハイキングをしてきた。それも毎日100F超えの炎天下の中でのハイキングだったので、疲れが結構溜まっていた。

テントに入ると、また砂が・・・。また濡れタオルでキレイに砂を拭きとって、9時PMにテントに入る。うとうと眠りについたのもつかの間、隣のキャンパーがうるさい。

結構な量のお酒が入っているようだった。単語と単語の間に必ず"fuck"が入る。なんでもFuckである。Fuckin' this, Fuckin' that...うるさい!さらにゲップをし続けたり、怒鳴り散らしたりと、マナーが最悪のキャンパーだった。

彼らは1時AMまで騒ぎ続け、それまでは一睡もできなかった。



2010.7.3 - グランドキャニオン国立公園サウスリム
2010.7.4 - ブライトエンジェルトレイル経由でグランドキャニオンの谷底へ
2010.7.5 - プラートポイントで夕陽鑑賞
2010.7.6 - サウスリムへの登り、そしてペイジへ移動
2010.7.7 - The Waveの抽選に初当選!
2010.7.8 - The Waveへ行く
2010.7.9 - Coyote Buttes Southを歩く
2010.7.10 - Horseshoe BendとPetrified Forest
2010.7.11 - セドナでプチ観光

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