10/28/2012

こねないパン作りに挑戦してみた

一昨年の誕生日に友達からダッチオーブンをいただいた。アウトドア好き、大雑把な料理しかしない私にはピッタリなプレゼントである。

ダッチオーブンとは金属製の蓋付き鍋のことである。高温にも強いのと、炭を直接蓋の上に乗せられることからアウトドアで使う人も多い。種類や大きさも様々で、鋳鉄製、アルミ、ステンレス製などがある。アメリカでは$30くらいから購入可能だ。

ある日、Amazonでダッチオーブンのレビューを見ていると、"No Knead Bread"という文字が目に付いた。「こねないパン」だ。こねないパンは美味しく、ダッチオーブンでは失敗なくできると、多くのレビューアーが書き込んでいる。最初は気にしなかったものの、数が多いので段々興味が沸き、少しばかりググってみた。

「こんなんで、パンができるの?」

レシピに必要な材料は4つのみ。手順も5本指に収まってしまうくらいシンプルだ。やってみないと気が済まない性格の私は、さっそく作ってみたのだった。


このレシピはニューヨークにあるSullivan Street BakeryのJim Laheyさんによるものらしい。「4歳の子供でも作れるパン」としてNY Timesで取り上げられ、またたく間に人気となった。

外はパリパリ、中はふわふわのベーカリーで売られているようなパンを作るには、コマーシャル用のスチームオーブンが必要となるようだ。しかし、密閉性に優れ、高温にも耐えられるダッチオーブンを使うと、スチームオーブンと同等の効果が得られ、ベーカリー並の美味しいパンが出来上がるというわけである。

一次発酵が16~20時間、二次発酵が2時間と、合計一日かかるため、焼く時間から逆算してパン生地を作る必要がある。また、450F(230℃)の高温に耐えられるフタ付きの鍋が必要だ。

レシピはこちらのサイトから拝借した。

材料は以下の通り。

強力粉(Bread Flour) - 3カップ※
ドライイースト - 小さじ1/4
塩 - 小さじ1
ぬるま湯 - 1.5カップ※

(※ ここでのカップはアメリカの計量カップを使用)

まずは強力粉、ドライイースト、塩をボウルに入れてかき混ぜる。その後、ぬるま湯を投入し、木べらで粉がなくなるまで混ぜる。数分でキレイに混ざるので、サランラップを上にかけて一次発酵。16~20時間放置する。

今回は夜の5時PMに材料を混ぜて、翌朝11時まで放置しておいた。朝起きてパン生地を見るとポツポツと穴が無数に空いている。発酵成功である。


この状態のパン生地はパン生地とは思えないほど水分が多くベタベタしている。手でつかもうものなら、手がベタベタになってしまう。

しかし、この水分の多さが、パリパリ、もちもちパンを作り出すのだ。

平らな場所に、小麦粉をまぶし、ゴムベラに水をつけてパン生地を小麦粉を敷いた台の上にボタッと落とす。ゴムベラに水をつけないと、またたく間にパン生地がくっつく。お椀などに水を入れておいて、ベタついてきたらすぐに水に付けるくらいがちょうどいい。

今度は手を水で濡らし、台の上にあるパン生地を折りたたむような感じでまとめる。丸パンを作る感じで、生地の外側を持って内側に包み込む感じがいいかもしれない。

小麦粉を使う代わりに水で手を濡らす理由は、粉と水の割合を変動させないためらしい。このパンは、42%水分、58%粉という、普通のパンではありえないような配合である。


そして、これをクッキングシートの上に移動し、クッキングシートごとボウルなどに入れて布を被せる。この状態を2時間キープ。

30分前にオーブンを450F(230℃)に設定し、蓋を被せたダッチオーブンを入れる。ダッチオーブンを前もって温めておく必要があるためだ。私のオーブンは温度が若干低いので、460Fでセット。


シーズニングの油が煙となり、部屋中が若干油臭い。ダイニングルームのドアを開けて換気する。


2時間の二次発酵も終了。ここで、カンカンに熱くなっているダッチオーブンをガスオーブンから取り出し、クッキングシートにくるまっているパン生地を、えいや~!とダッチオーブンに移す。

じゅ~~~っと、パン生地が焼ける音がする。ダッチオーブンを左右に振ってバランスを整えたあと、再び蓋をかぶせてガスオーブンの中へ。

蓋を閉めて30分、蓋を開けて15分ほど焼く。


30分経過したので、ダッチオーブンを取り出し蓋を開けてみると、とってもいい具合に焼けている!そして蓋を取ったまま、さらに15分焼く。


外側もこんがり焼けたいい色になった。焼きたてパンの匂いが家中に広がる。皮からパチパチと音がする。

ダッチオーブンはシーズニングされているので、くっつくこともなく簡単に取り出すことができた。


ラックに置いて少し冷ます。外はパリッパリ。こんな簡単にできてしまっていいのだろうか?そして、ある程度冷めたところで味見がてらスライスしてみる。


し、しあわせ~。美味しい!!

長時間発酵なため、イーストの量も少なくて済む。材料も至ってシンプル。作り方も混ぜればいいだけ。ちょっとした時間配分さえ考えれば、ベーカリーにも負けないくらいのパンが作れてしまう。

ダッチオーブンを持っている方はぜひお試しあれ。

2 件のコメント:

  1. とっても美味しそうなパン、私も今度機会があったらダッチオーブンを手に入れて作ってみたくなりました。

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  2. ぜひぜひ~。ものすごく簡単です。時間は計算しないといけないですが。。

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