アメリカに来て初めて小型飛行機に乗せてもらったのは17歳の時。Cessna 172だった。セスナに乗るだけでもすごい経験だったのに、いきなり連れて行ってもらったのは飛行機でしか入ることのできないアイダホ州のウィルダネス・エリア。そこで、3泊4日ほどバックカントリーキャンプをした。
そこにはただ、エア・ストリップがあるだけ。ちょっとした盆地にあり、今思えばソフトフィールド・テイクオフ、ソフトフィールド・ランディング、Obstacle Clearanceと難易度の高い場所だったと思う。
シアトルにいる間は飛行機にはよく乗せてもらった。操縦も何回かさせてもらったけど、まともにまっすぐに飛ばせなかったのを覚えている。無線で理解できたのはコールサインのみ。あまり色々聞くのも悪いと思って、ひたすら操縦する様子を見ていた。特に「教えてもらった」ということは無いのだけど、今思い返すとその行動すべてが納得である。スゴ腕パイロットだったのだと改めて実感した。
これだけでも、アメリカのジェネラル・アビエーションはすごいなと思ったものである。小型飛行機がどこでも自由に行けるように環境が整えられている。
これは、実際に自分がクロスカントリートレーニングに出てからも実感した。地図を見てもそうだけど、至る所に空港がある。公共のものからプライベートのものまでさまざまだ。まだ訓練中ということであまり探索はしていないが、個人的に楽しかったのは空港敷地内にあるレストランだ。
オースティンから車で2時間東に走ったところにあるFredericksburgという町にはGillespie County Airport(ギレスピー・カウンティー空港)がある。トマホークでは風向きにもよるが40分ほどで到着する。
フライトプラニングや休憩所などを備えた場所はもちろんのこと、滑走路の真横にホテルとレストランがある。
ホテルはハンガーを改良して作ったのかは不明だが、ホテル名はそのまま"Hanger Hotel"。ベランダがありそこから滑走路を眺めることができる。ロッキング・チェアに座りながら、様々な飛行機の離着陸を楽しめるのだろう。多くの人がビーチ沿いの部屋に泊まりたいように、パイロットもより多くの飛行機が見れる部屋に泊まりたいと思うのだろうか。
レストランはこの日は日曜日の午後4時頃であったため閉まっていた。風のない天気のいい土曜日だったらとても賑わっているのだろう。ライセンスがあれば、飛行機で手軽にランチに行くこともできる。ブーンと飛んで駐機すれば、目の前にレストランがあり、車でマクドナルドに行くのと似たような感覚なのである。
こんな私でも空を自由に飛び、好きなところに行ける可能性を広げてくれるジェネラル・アビエーションはすばらしいと思う。
さっさとライセンスを取らねば・・・。



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